最近の不動産の話題として「空き家問題」が取り上げられることが多くなってます。総務省の統計によれば、平成25年における空き家の総数は約820万戸。その内、戸建は約300万戸とされています。
実務に携わっていると、相続の際に発生することが多いように感じます。既に首都圏で働いていて、田舎の実家が空き家になってしまうようなケースです。売却されたり、アパートや駐車場にして活用するケースなど方向性が定まれば良いのですが、実家という思い出や残された家具の処分など心理的な面で方針が固まらないというケースや道路付けや権利関係の制約が出てきてしまうことも。
いずれにしても、今後、ますます空き家は増える傾向、それに伴い、管理の行き届かない空き家なども増えていくことが予想されます。国としても、様々な施策を打ち始めているところですが、市町村単位や地域不動産に関わる私達もアイデアや提案力が求められるところです。
私は白石市生まれ仙台育ち。祖父祖母は既にいないものの、桜の季節やお墓まいり時期、仕事などで白石に行くことがありますが、昔の活気はなくなったなぁと感じます。また数年前からは夏の花火大会もなくなってしまったようです。市内を大小の川や小川が流れ、ゆったりと暮らせそうな町だと思うのですが・・。
なんとか、良い方策や提案を見つけ出したいものですね。